今後のオートバイ業界の動向はカジュアルさが必須
カジュアルさが必須
日本のオートバイ業界の動向は1980年代後半に訪れたバイクブームをピークとして年々販売台数は減少の一途をたどっていて、今後も急激な回復は見込めないと予想されるが、このような現状を打破する可能性があるのはバイクのカジュアル化ではないだろうか。
これまでバイクというと一人で乗って楽しむというイメージが強かったが、最近あらゆる年齢層に人気のハーレー等は仲間や家族と一緒にツーリングしたり、キャンプに行ったり、イベントに参加したり、SNSで繋がったりして、ただの乗り物としてだけではなく、人と人を繋ぐツールとして楽しむ風潮にあり、マシン自体もお洒落なものが多く、アパレルやグッズも同時展開していることから非常に人気が高いです。
自分の愛車をカスタマイズする場合にもパーツが豊富で、自己表現方法としても有効なツールとなります。
服装一つ取ってみても、昔だと革ツナギやライディングジャケットを着こんで、いかにもという格好で乗っていましたが、最近では安全性はしっかりと確保されたうえでファッション性の高いカジュアルなアパレルも数多く販売されていて、ファッションに敏感な女性を満足させる商品がどんどん開発されています。
これからのオートバイ業界に必要なのは武骨で堅苦しいイメージから、楽な服装で、もっと気軽に運転できるようなポップさやカジュアルさではないでしょうか。